高齢者のうつ病とその検査方法~ZUNGの自己評価式抑うつ尺度とは

2020年12月24日 15時44分37秒 (Thu)

うつ病は若者のみの病気ではなく、高齢者の方でも罹患します。
小職は成年後見等の業務に複数従事しておりますが、その関係で知り合った方から
高齢者の方のうつ病についてお話を聞く機会がございましたので
知識整理の見地から今回簡単にまとめさせていただきました。
高齢者うつ病の特徴
 高齢者の方のうつ病にはいくつかの特徴があるそうです。
 ア 心気的愁訴が多い。
   気分がすぐれないなどの訴えが多いということです。
 イ 不安・尚早、自殺念慮、自殺企図が多くみられる。
 ウ 被害、貧困、罪業等の妄想形成傾向がある
 エ 意識障害や認知症様症状があらわれる。
 脳卒中後にうつになる場合もあるようで、そのようなうつには以下の臨床的な特徴が
 みられることがあるそうです。
 A 男性より女性の方が多い
 B 年齢差はない
 C ADL障害度の悪いものほど強い
 D 脳梗塞より脳出血の方がやや強い
ZUNGの自己評価式抑うつ尺度
20個の質問に対して
 なし、ときに、しばしば、常に、の4段階で回答するものになります。
 質問内容は以下の通りです。
 1 気分が沈んで、ゆううつだ
 2 些細なことで泣いたり、泣きたくなる
 3 夜、よく眠れない
 4 最近痩せてきた
 5 便秘している
 6 普段より動悸がする(胸がドキドキする)
 7 なんとなく疲れやすい
 8 落ち着かず、じっとしていられない
 9 いつもより、いらいらする
10 自分が死んだ方が他の人は楽に暮らせると思う
11 朝方一番気分がいい
12 食欲は普通にある
13 異性の友人と付き合ってみたい(茶飲み友達が欲しい)
14 気持ちはいつもさっぱりしている
15 いつもとかわりなく仕事(身の回りのこと)ができる
16 将来に希望(楽しみ)がある
17 迷わずに物事を決めることができる
18 役に立つ人間だと思う
19 今の生活は充実していると思う(今の生活に、はりがある)
20 今の生活に、満足している
 ★評価点の出し方
     粗点の1.25倍
 ★粗点の出し方
  1~10の質問については、
    なし 1点 ときに 2点 しばしば 3点 常に 4点
  11~20の質問については
    なし 4点 ときに 3点 しばしば 3点 常に 1点 
 ★評価基準
  正常群 ~39点以下
  境界群 40~49点
  うつ状態群 50点以上

 20個の質問に答えるのは疲れそうですから回答者が疲れている場合には
  休憩を入れてもよいそうです。
  今計算してみましたが私は正常群でした。

 湘南平塚法律事務所
 弁護士 大木秀一郎

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