弁護士特約の使用を保険会社が嫌がるのか?

2023年4月10日 15時21分49秒 (Mon)

湘南平塚法律事務所の弁護士の大木です。
本日は、交通事故の場面において弁護士特約の使用を保険会社が嫌がるのかについて
書かせていただきます。

1 味方保険会社が弁護士特約の使用を嫌がるのか?
  弁護士特約と省略して書きましたが、ここでいう弁護士特約とは
  弁護士費用付帯特約のことをいいます。
  私が把握している限りの保険会社では
  同特約を使用しても保険料が上がらない
  といった特約になっているかと思います。
  ここでいう味方保険会社というのは
  相手方ではなく、こちらがわの車両で加入している保険会社を差します。
  結論から言えば、
  ほとんどの場合、味方保険会社が弁護士特約を使われることを嫌がる
  といったことはないのではないかと思います。
  弁護士特約は上限100万円または300万円のものがほとんどではないかと思いますが
  ほとんどのケースでは、上限に達することはなく、着手金10万円+報酬金20万円+税
  くらいが事案数から見ると中央値の可能性すらあるくらい、保険会社から見ると、大した
  負担ではない額の出捐となります。
  治療費や修理費用で100万円を超えることが多々ありますが、弁護士特約での報酬額が
  100万円を超えることがそんなにありません。
  ですので、被害者の方が弁護士特約を使用して、弁護士が解決することについて
  味方保険会社の方が嫌がるということはほぼないのではないかと思っております。
  保険会社担当者としても、自分の手を実質はなれて、弁護士が担当する方が心が楽な場面
  もあるかと思います。

2 相手方保険会社は弁護士特約の使用を嫌がるのか?
  これはケースバイケースではないでしょうか?
  相手方保険会社が不当に低い金額で交渉している場合には、やはり弁護士に入ってほしくない
  という側面もあるかと思いますが、弁護士が介入した場合には、相手方保険会社側も支払い基準が
  内部で変わりますので、逆に解決しやすくなる場合もあります。
  交通事故に精通している弁護士が入れば、不当な請求について被害者側を説得してもらえる場合
  もありますから、相手方保険会社の方から弁護士を入れてくれという場面もあるかとは思います。
  あまりにひどい担当者の場合は、本部や上司にクレーム入れる場合も正直ありますから、そういう
  人から見れば弁護士特約の使用を嫌がるという場合もあるのかもしれませんね。

3 番外編 弁護士は弁護士特約の使用を嫌がるのか。
  まず、小職は、弁護士特約の使用大歓迎です。
  被害者の方の自己負担分が減るから気持ちが楽です。
  ただ、一部の保険会社が不当に弁護士報酬基準を低額に設定しているので、
  不当な設定のところについては私でも嫌がるかもしれませんが今のところお受けしております。
  法律事務所によっては、報酬基準を高く設定しているので、弁護士特約+αで報酬をもらっている
  ところもあるようですね。
  そういう事務所でも弁護士特約の使用を嫌がるということはないのではないかと思います。
  

  
    

  

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