2019年度事故類型別交通事故件数と事故類型別死亡事故の分析

2021年2月27日 13時57分28秒 (Sat)

交通事故被害者側支援を専門分野としている弁護士の大木です。
本日は
まず、事故類型別の交通事故件数を分析したうえで
事故類型別で死亡事故について分析したいと思います。
事故類型別の交通事故の分析

事故類型として最も多いのはどのタイプの事故でしょうか?
令和元年のデータでは
1位は追突。全事故の33.1%。12万6062件。
約3分の1ですね。
追突事故は被衝突車両に過失がないことがほとんどですから
被害者から見ると防ぐのが厳しいといわざるを得ないですね。
しっかりとシートベルトをしておくこと(後部座席も)、
ヘッドレストに頭をしっかりと置いておくこと
無過失立証の見地から
ドライブレコーダーをつけておくこと
くらいしか対策ができないかもしれません。
ただ、追突事故が生じやすい場所というのもありますので
そういった場所をあらかじめ把握しておくのも大事かと思います。
2位は出会い頭衝突です。25.2%。9万6104件。
4件に1件ですね。
交差点侵入時にはやはり要注意です。
過失割合がもめることが多いので
 警察を必ず呼んで事故後の実況見分でしっかりと言い分を伝えることが大事ですね。
もちろんドライブレコーダーの存在も大事です。
3位は、右左折時衝突。12.9%。4万9006件。
この類型も過失割合がもめやすい。注意点は出会い頭の場合と一緒ですね。
4位は歩行者横断中。6.6%。2万5219件。
歩行者の被害も相当件数あります。
5位は人対車両その他、6位は正面衝突です。正面衝突は3.4%で13141件です。
事故類型別の死亡事故の分析
では死亡事故が生じやすい事故類型はどのタイプでしょうか?
令和元年のデータでは、
1位は正面衝突、全事故の31.5%。
2位は歩行者横断中。全事故の23.5%。
 この二つの類型は信号無視等の事案でない限り0:100の過失割合になることが多いかと思います。
 被害者が何にも悪くないのにお亡くなりになっているわけですから、非常に残念で悲しいです。
 我々としてましては、歩行横断中も油断しないといったことしかできませんが、信号無視やセンターオーバー
 まで警戒するというのには限界があるかと思います。
3位は出合い頭衝突になります。全事故の12.9%です。
4位は人対車両その他で11.8%です。
 横断中以外の事故ということになるかと思います。普通に歩いているところに突っ込まれる等ですね。
 駐車場内の事故も想定されます。車は凶器であるということを認識して運転をしないといけないですね。
ちなみに事故類型別1位の追突は、4.8%。
 車の性能の向上、主に衝撃吸収体制やエアバック性能の向上に死亡率が若干低下しております。
 しかし、追突のような0:100の事故類型でも相当な数の方がお亡くなりになられているという現実は重く受け取らねばならないかと思います。
 死亡事故といいますと被害者側にも落ち度があるのではと思いわれがちですが、必ずしもそうではありません。
 逆に死亡事故が生じたとしても加害者の方が0過失の場合もありえるということもまた事実です。
 先ほども書きましたが車は凶器であるということを個々人が意識して、より気を付けて運転をなしていくしかないのかと思います。
 平塚の交通事故を専門領域とする法律事務所
  湘南平塚法律事務所 弁護士 大木秀一郎
 
 

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