バイク(2輪車)・原付の事故の原因や事故率、自動車(四輪車)の場合との違いについて

2020年11月26日 9時49分15秒 (Thu)

バイク(2輪車)・原付の事故原因や事故率等について

交通事故を専門分野の一つとする弁護士の大木です。
今回はバイクや原付の事故原因や事故率等についてまとめてみました。
小職はバイク事故の被害者支援に多数従事させていただきましたが、
自動車の事故に比べて、やはり重篤な結果が生じる場合が多いかと思います。
また、バイクの方が自動車免許より取得可能年齢が若いということもあり、
若年者のバイク事故も多いと感じております
(16才や17才といった高校生の事故も多数生じております。残念ながら死亡事故も
生じております)。
バイク事故が減少してほしいという願いを込めまして、本日はバイク事故の事故原因や事故率
等について法的専門家である弁護士の立場から、まとめさせていただきたいと思います。
 バイク事故の事故原因・死亡率・重症化率・防衛運転について
  バイク事故は、自動車事故と異なり、生身の体がさらされておりますので
 死亡率や重症化率が高くなります。
  某保険会社さんがまとめたデータによりますと
   死亡率は約7.5倍、重症化率は10.8倍ということでした。
  小職事務所で被害者支援させていただきました方でも
   自動車事故の方の被害者の方で死亡した方は0人です
   自転車事故や歩行者事故と並んでバイク・原付事故の方は残念ながら死亡事故
  の被害者となってしまった方がいらっしゃいます。
   重度な後遺障害が残っている方もやはり自動車事故の方より、歩行者やバイク・原付や
  自転車事故の方の方が多いかと思います。
   神奈川県警察は、悲惨なバイク事故を防ぐ見地から、防衛運転を推奨しておりますので
  紹介させていただきます。
   防衛運転とは、思っているよりも、バイクや原付は車から見られていないので、
  自分からすすんで安全運転をなすことをいいます。
   バイクや原付は車体が小さいので自動車から見落とされがちです。
   実際、自動車との事故の多くが、バイクや原付の方を被害者とするもらい事故です。
   防衛運転を心がけるべき場面は例えば
    渋滞車両のわきを直進するとき
     渋滞まち車両が対向車線の右折車にとって視野障害となる
     対抗右折車が横断中の歩行者に気を取られていることがある
    交差点で右折をなすとき
     対向車線上の車がバイク・原付の速度を遅く誤認しているかもしれない
     対向車ががわき見をしているかもしれない
   自動車から見落とされがちな場面も紹介されております。
    左前方のわき道からでてくる交差車両
    駐車車両のかげからでてくる交差車両
    左折する前車の陰からでてくる交差車両
    左折の合図を出している並進車両
    渋滞車両の隙間から出てくる交差車両
    実際最後のバイク事故パターンは結構よくみます。
    自動車がは反対車線の店の駐車場にいれようとして、
   渋滞車両が譲っていかそうとしたところで、バイクと事故というサンキュ-事故は
   多いかと思います。
    あせっていこうとするからかと思いますね、より注意が必要な場面です。

  上記場面以外でもバイク事故が起こります。
   類型としては速度違反、無謀なおいこし、すりぬけを事故原因とする事故が多いと思います。
   十分なバイクへのメンテナンスがなされていないことも事故原因となります。
  バイク・原付の事故で死亡事故等の悲惨な結果が生じないようにするために
  1 徹底した安全運転
    まずは徹底した安全運転を心がけるしかないです。
    上記事故が起きやすい場面や事故原因などをこころにとめて、バイク事故
   をふせいでいくということがまずは基本になります。
  2 装備品
    バイク事故では頭部や胸部に打撃が加わることが多く、その結果死亡事故や悲惨な
   後遺障害が残る事故になりがちです。
    安全基準を満たしたヘルメットや胸部プロテクター等の着用をお勧めします。
    頭部外傷による後遺障害は症状があったとしての認められないことが多く、
   長年にわたり苦しんでいる被害者の方の多いです。
    重度の後遺障害を防ぐことは極めて大事です。後遺障害は怖いしつらいです。
    まずは徹底した自衛からはじめましょう。
  3 バイク・原付のメンテナンス
    タイヤ圧、タイヤの損傷やすりへりの有無、ブレーキ作動、ライト、合図の確認を
   乗る前に必ずしましょう。
    バイク事故の原因となりえますので、必ず行うことが大事です。
  4 事故多発地点の認識
    通勤や通学でバイクを利用される方は、通勤経路、通学経路に事故多発地点がない
   かを確認しておくことが大事です。
    例えば神奈川県だと、神奈川県警察が人身交通事故多発地点エリアを発表しており
   ます。
    https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf2004.htm
    第1位は新川橋交差点周辺になります。
    昼間、週末、2輪の事故が多いことが分かります。
    平塚警察署も平塚市交通安全マップを作成しております。
    http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/anzen/anzenmap/
    各自治体や警察がまとめていることが多いかと思いますので
    確認されますと、バイク事故を未然に防ぐことができる可能性が高まります。
  5 バイク保険への加入 
    少し場面が異なるのですが、
     バイク事故の被害者になったはいいが、相手方が無保険だった、犯人が捕まっ
    ていない等の理由で賠償を受けられない危険があります。そのような場合だと誰
    も救われない悲惨な結果と言わざるを得ません。
     ですから、バイク保険にはやはり入るべきです。
     そして、対物対人無制限のみならず、
     人身傷害の特約もつけることをお勧めします。
     あと弁護士費用付帯特約も必ずつけてください。
     弁護士を選任できれば、しっかりとした賠償を受けられる可能性があがります。
  6 バイク事故情報を調べておく
     これも少しアプローチが違う話なのですが
    日頃からバイク事故のニュースに敏感になっておくと事故を避けよう、事故が怖い
    という気持ちを強く持てます。
     バイク事故の速報であれば、やはりツイッターで検索するのが早いかと思います。
    (ただし、正確な情報かは不明です)。意識が緩んできたら調べてみてください。
     バイク事故のニュースは、ネットなら地域ニュース、新聞なら地方欄や地方新聞
    に掲載されていることが多いかと思います。
     どのようなことが原因でバイク事故が起き、どのような結果(死亡、重度の後遺
    障害)が生じているのか、刑事罰はどうなったのか等日頃からバイク事故のニュー
    スにアンテナを張っておくと、事故を防ごうとする意識を高く保てるかと思います。
    
  
   バイク事故は死亡率も自動車事故よりも高く、悲惨な結果が生じがちな事故類型です。
  事前に対策をなしておくことがなによりも大事です。
   起きてからなかったことはできません。
   日頃からの用心・注意が大事だと思います。

    交通事故被害者側支援を専門分野の一つとしております。
    まずは、御気軽に湘南平塚法律事務所まで
    ご相談ください
     0463-22-4051(電話受付平日9時~18時)
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    神奈川県弁護士会所属 弁護士 大木秀一郎
   

 



 

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