骨折のくっつく痛みとは~痛みの原因、メカニズム、期間、痛み方について

2020年10月10日 11時07分48秒 (Sat)

本日は骨折のくっつく痛みについてまとめてみました。
骨折の痛みの原因やメカニズム、期間、痛み方について書きます。

1 「そもそも痛みがあるってどういうこと?骨自体痛みを感じるの?」
  人が痛いと感じるためには、前提として神経が痛みを感じとる必要性があります。
  では、骨には神経があるのでしょうか?
  結論だけ申しますと神経がないとされております(異説もあるようです)。
  とすると、痛みを感じ脳に伝えることができない以上、骨自体では痛みが感じられないはずで、
  骨折しても痛くないとなりそうです。

2 「でも骨折では痛みがある。これはなぜ?」(骨折の痛みのメカニズム)
  骨折した部分の周囲の損傷や骨折による骨の変形にともなう周囲の神経への圧迫等により生じます。
  痛みの原因は、骨自体にはないということになります。
  
3 「骨折の痛みはいつまで~痛みの期間は?」
  これを解説するためには、骨折からの回復、すなわち骨がくっつく、元通りになるまでのメカニ
 ズム・期間を先に説明する必要性がございます。
  骨折すると、周囲の損傷により強い痛みに襲われます。
  これは大体2.3日がピークで2週間ほど続きます。「炎症期」と呼ばれます。
  その後新しい骨が形成される「修復期」となります。
  骨折の程度や部位によりますが、数週間~数か月かかります。
  修復期に形成された骨は仮骨であり、完全な骨ではないです。
  その後仮骨を元に戻す「リモデリング期」に入ります。
  同時期も数か月といわれております。
  一番ひどい痛みは上記炎症期に生じます。
  ただ、結局は周囲の損傷や骨の変形等に伴う神経への圧迫により痛みが生じますので
  明確に痛みの期間を定めることはできないようです。

4 「骨折のくっつく痛みといわれるものはなんなんでしょうか?」
  前提として、骨がくっつくまでの期間ですが、
   一般的には、程度によりますが1か月から3か月といわれています。
   で、くっつく痛みという物自体ですが、
  先ほどまでの説明でお分かりのように骨には神経はありませんので
  くっつくこと自体の痛みはないということになります。
  私自身は勘違いしておりませんでしたが、くっつく痛みがあると誤解されている方も
  いらっしゃるみたいでしたので、今回そういうのはないんですよという形で
  かかせていただきました。
   仮に骨折がくっつく段階で痛みがあるとすれば、それは周囲組織の損傷か周囲の神経への
  圧迫によるものということになります。
   軟骨と軟骨が擦れていたいという言葉のイメージのように、骨と骨がくっつく際には
  痛いのではという言葉のイメージから、骨折したらくっつく痛みがあると誤解されたのかもしれない
  ですね。

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