ローマは一日にしてならず~ユリウス正式婚姻法

2021年11月6日 16時25分18秒 (Sat)

平塚駅近くの弁護士事務所
湘南平塚法律事務所代表弁護士の大木です。
今回も雑談となります。

私は長男なのでもともと公務員志望で、いろいろな官僚スキャンダルの報道から
転向して、あまり冒険せず、弁護士になったのですが。
長男でなければ(長男はあまり関係ないのかもしれないですが)
 歴史学者になりたかったというのがあります。
 で。選考を選ぶなら
 ローマですね。めちゃくちゃ範囲が広くなりますけど。
 でなければ、マヤ・アステカ文明。
 これは、慶応大学の面接や高校か中学かの論文、東大内での発表でとりあげたテーマなのでここも好き。

 でもやはり好きなのはローマ帝国。
 
 約2000年前のローマ帝国。
 有名なオクタヴィアヌス(アウグストゥス)の治世でも
 少子化問題が発生していました。
 少子化の原因は人々が自由を愛した結果、
 子供を産み育てることを嫌ったからといわれております。
 先進国全体の少子化問題といくばくか通じることがあるかなとは思います。
 日本の場合は貧困の問題や将来への不安の問題も大きいかとは思いますが。
 アウグストゥスは、人口が減少した場合のデメリットをよくわかっていましたので、
 しっかりと対策をしました。
 それが、表題にもあげました
  ユリウス正式婚姻法
 です。
  この法律を現代日本で成立させることは憲法違反でできないでしょう。
  内容をひとことでいうと
   独身者いじめ
  です。
  25歳~60歳の男性および25歳から50歳の女性が結婚していないと
 ペナルティを受けるという内容です。
  男性の場合だと、政府の要職に就く場合
   子供が多い者>子を持っている者>結婚している者>独身者
  の順で優先されて当選しました。
  出世のスピードも同順位で優先となります。
  女性の場合だと一定の財産を持っている者については
  本来税金免除の資格を持つローマ市民権を有していたとしても
  結婚するまで収入の1パーセントの独身税を支払わねばならなかったそうです。

  偽装結婚もあったみたいですが、その場合は独身者として扱われたそうです。
  
  子供ができる可能性が低いとして60歳以上の男性と若い女性、50歳以上の女性と若い男性の
  結婚は奨励されず、もし結婚したとしても遺産相続権が女性になかったそうです。

  現代日本では絶対できない法律ですが、よく考えられているなとは思いますね。
  アウグストゥスは、900人だった元老院の定員を600名まで削減してます。
  今の日本でもぜひ同じ政策をお願いしたいところです。

  次は、私の一番好きな、五賢帝のトラヤヌスの話でも書く予定です。
  好きな話だとついつい書きすぎてしまいますね。
  
  
 
 
 
 

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