心裡留保とは?~民法93条についての弁護士がわかりやすい?解説

2020年10月20日 9時26分40秒 (Tue)

今回は民法93条の心裡留保とは?という話をかきます。
わかりやすい表現をできる限り使用して書きたいとは思いますが、法律用語は
難しいのでうまく表現できないかもしれません。

心裡留保という言葉は正直司法試験を目指す前には一切聞いたことはなかったです。
で、簡単に心裡留保の意味を説明すると、
 「意思と表示が違うことを知りながらなされた意思表示」
 というということになります。

 わかりにくいですね。
 具体例を挙げて考えてみましょう。
 個人商店で売る気がないのに、10万円する商品に1万円の値札をつけて、陳列していたとします。
 それで、所有者である店長が、いまならこの時計が1万円だ、お買い得ですよと売り込みをしていたとします。
 この場合、売る気がないという意思と売る気があるという表示が違うことを知りながら
 店長は意思表示をなしておりますので、これが心裡留保ということになります。

 この場合お客さんが「買います」といった場合売買契約は有効に成立します。

 例外もあります。それは、店長が本当は売るつもりがないことをお客さんが知っていた場合、または容易に知り得た場合です。
 その場合にはお客さんを保護する必要性がないから、売買契約は無効となります。

  心裡留保のポイントをまとめると以下の通りです。
   心裡留保の場合は原則として契約が有効。相手方が、意思と表示が違っていることを知っている
  または容易に知れた場合は無効。

 虚偽表示や錯誤についても併せてまとめてありますので前のコラムをご参考ください。

 

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